N.O.(Nord Ost)

学校ないし 家庭もないし 暇じゃないし カーテンもないし

無能の人/less than zero/N.O./Niji

瀧がコカインで逮捕された。こんな面白いニュース考えもつかなかったから死ぬほど笑ったけど、心のどこかにショックと一抹の不安を覚えた。

 

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ショックを受けた理由は、シラフなのに発狂を30年続ける「キチガイのスーパースター」というある種のヒーロー像に亀裂が入ったからだろう。

トップアスリートのドーピング発覚や横綱八百長、格闘家の暴行事件みたいなものと同じジャンルのことだと整理している。

 

一抹の不安は、俳優業はさておき電気の活動はどうなるんだろう?という疑問に端を発していて、案の定、いやむしろもっとひどい結果が訪れてしまった。

30年の節目に音楽市場から電気グルーヴの作品が消えるとは思わなかった。spotifyに完全に切り替えて1年ぐらい経過したけど、はじめてストリーミング視聴という形態のどうしようもなさに直面した。CD買わなきゃいけないな。

 

作品と人格を切り離すかどうかや、責任の所在論、あるいはゴシップについてあれこれ触れることはしないし、電気グルーヴの偉業をあえて取り上げるような火事場泥棒的な動き方もしたくないから気持ちの話だけを書き留める。

 

電気グルーヴとは中学生の頃、筋肉少女帯や有頂天、たまなどナゴム的な文化を掘っているとき出会った。ダンスミュージックの原体験だった。

徹底的にブラックで良心を土足で蹴り上げるようなユーモアの素敵さ、オタク心、カリスマ性、不条理さ、全部が新鮮で衝撃的だった。

そしてYouTubeフジロック2006のアーカイブ映像の圧倒的なステージ。最高の音楽見つけた瞬間だよね。

 

イントロに全部詰まってる。

https://youtu.be/xIwjYJRucDI

 

その後インターネットや古雑誌で電気のインタビューや逸話、音楽外の活動を掘れば掘るほどパフォーマンス全体の面白さが深まっていった。

自分の音楽の聴き方は、視聴→情報収集がセットで、聴くこと以上に音楽家が何をどう考えているかを収集するオタク的なスタンスなんだけど、電気グルーヴがその源流を作ったといっても過言ではない。

人生で観た中で一番音が大きくて死ぬかと思ったのも電気だった覚えがある。完全に舐めたコピーバンドをやったこともある。

 

と書ききれない思いが電気グルーヴにはあるけど、結局好きなのはN.O.と虹で、特にN.O.はブログタイトル等にもそのまま借用しているぐらい大切な音楽だ。

鬱屈していてとにかく辛かった高校時代、学校をさぼって聴いたN.O.のことが忘れられない。

虹も、あれは出棺の時なんかに流れて欲しい。本当に美しい音楽。

 

適当にすべてうやむやになって欲しい。VOXXXのLP売らなければよかったな。あー取りとめのない文章を書き散らしてしまった。寂しい。

 

https://youtu.be/KmHpWYy9PXM