N.O.(Nord Ost)

学校ないし 家庭もないし 暇じゃないし カーテンもないし

夏の一部始終

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ランタンパレードは特に初期が好きで、そんなに聴くことは無いアルバムだけど時期としてどうしても再生してしまう。夏の、と来て1曲目が「木の葉散る」という夏を俯瞰で観る視点がずば抜けたセンスで、こういう情感を聡いと形容するのだと思う。

 

今年の夏の一部始終は薄ボンヤリしていた。天気のせいだとは思う。
河口湖への1人旅も、カジュアルに旅情は味わえたけど最高だったと言われたら別にそんなこともなかった。ただ、国道沿いの細い歩道を50分かけて歩いたあの日差しだけは紛れもなく夏だった。
海にも行った。由比ヶ浜の海水は半分腐っていて、どちらかと言えば不快に近かったけど楽しかったし、レンタサイクルで周辺を散策したときも高純度な夏を感じられた。がぶ飲みブルーハワイが瞬間最大風速を以ってビールを蹴散らした。

 

最近は何をしているのかと言えば、別に本当に一切何もしていない。音楽を聴いて漫画を読んでいる。あとたまに酒を飲む。gloが軽いせいで日に15本ぐらい吸うようになり、良くないと思う。

人に会ってどこかに毎週繰り出せているだけで充分楽しい。自分の人生は自分の外にある。


平日をへーコラ適当に過ごしながら合間で必死こいて遊ぶ有様はクロールの息継ぎに近い。
その瞬間瞬間は気持ちいいし、泳ぎの最中懸命になるのも快活で悪くないんだけど、やっぱり泳ぎなんてやめて浮き輪の上でたゆたっていたいともたまに思う。

ただまあ、得意で楽な、それなりに好きな泳法で暮らしているだけ相当にマシだなとも思うので、やっている。

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「これは食うための仕事だ 疲れる」
TAGROの漫画の台詞を鑑みるに、好きなことを食いぶちにしてしまうと恐らく残酷な事柄が発生する。

 

しかし、

「それでも私は 本気で漫画と関わっていたいのよ」
G戦場ヘヴンズドアのこの台詞を読むと、一気にどうあっても人生を好きなことで埋めていきたくなる。好きでも得意でもないことに対して向き合うことはしない。

「ぼくの夢は ぼくの夢と折り合いをつけること」

結局、放浪息子の中で最後に似鳥くんが放ったこの言葉に立ち返る。