N.O.(Nord Ost)

学校ないし 家庭もないし 暇じゃないし カーテンもないし

セミファイナルジャンキーという現象 @高円寺DOMスタジオ

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夏のイメージは、多くが小中学生の頃あたり、少年時代に形成される。そして、そのほとんどには大人になった段階で二度と触れられなくなる。

 

けれど、ドムスタジオから避難して食べたカップ麺の味はプール帰りに食べる「あの味」と完全に重なったし、Tシャツやタオルが絞れるぐらい汗だくになったのも何年振りか分からない。セミファイナルジャンキーは小さいころ培った夏のイメージを再生する場所だった。

 

仕事を終えて、友達と軽く食事を摂って1人高円寺へ。310くんと合流。噂には聞いていたけど高円寺の治安が寿町レベルに落ちていた。これか。
GEZAN→KONCOS→the hatch→SUMMERMAN→panonaportを観て力尽きて帰ってしまった。タイムテーブルが把握出来ず、テニスコーツを見そびれたのが勿体無い…

 


1.GEZAN

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久々に客じゃないGEZANを観た。シェラリゾートのスタジオより狭い小部屋×通勤電車並みの人口密度で何が起きているかの理解が追いつかない。モニタースピーカーが倒れそうになるのを四度ほど目撃。狂ったイベントだ。
セミファイナルジャンキーはライブというより現象、集団トランスに近い空気があるから音について何か書くのも野暮な気はするけど、Absolutely Imaginationだけは。

 

2.KONCOS


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GEZANの人口密度にボロカスにされて屋上へ避難し、安全を求めてセッティング帯のスタジオに先入り。知らない女の人と淡々とOFFのKONCOSのスタジオ風景を垣間見る貴重な体験をした。
今年はよくKONCOSを観ているけどTA-1さんはどうしたってヒーローだった。今日聴けたpaletteがマジ最高だった。GHETTO DISCOという言葉が今日は一段と馴染む。

 

3.the hatch
北の野人たち。中華一番を知ってゲラゲラ笑っていた時はこんな天才集団だったとは夢にも思わなかった。
貶し言葉でも褒め言葉でも無く純粋にキチガイというフレーズが合致する音楽。ハードコアパンクに管が混ざる事で発生する混ぜるな危険系の反応。今年観たライブで一番良かった。セミファイナルジャンキーの1等賞はthe hatch。
自分の宗派とは違うけどイアン・マッケイの奇跡は数十人の客の前で起こる的な箴言を思い出した。

 

4.SUMMERMAN
夏のイベントに来てSUMMERMAN観ないのはあり得ない、今日のセットリストはオーバークロック気味でメーター振り切れそうな感じが場とベストマッチだった。この刹那的な疾走感を保っていけるのは凄いことだと思う。大抵の人は心に飼っている少年をカゴの外に逃がしてつまらなくなるのに。
何より良かったのは新曲。タケシコさんのピンボーカル絶唱とメロディのハマり方がマジで最高すぎた。

 

5.panonaport

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踊ってばかりの国と被る残酷さ。客は10人程度。終わってみればパンパン。BECKのフェス編かと思ったマジで。
久々に観たけど本当かっけー!という気持ちになる。ベースラインの気持ちよさ、動き続けるギター、突然のブレイクとかが魅力なのは勿論のこと、武村さんがとにかくイケイケで嬉しくなった。泥臭さのカリスマ。本当好きだ。

 


他にはHave a Nice Day!とかgranuleとかをスタジオ外から少し観た。タイムテーブルが絶妙に散らされてて本当にどれ観るか迷ったけど結局好きなものだけを目撃。

 

セミファイナルジャンキーはイベントやライブといった言葉で括るより単に現象と片付けてしまう方がしっくり来る気がする。台風みたいなもので、外の天気が無茶苦茶になってる時外出しては喜んだ子供の頃を思い出した。GEZANのMVと重なる、子供の頃に形成された夏へのイメージが汗へと濃縮還元されていた。

治安も空気感もクソ過ぎて、とても2017年の光景とは思えないものだった。九龍城砦の怪しさと地下パンクシーンが混ざったような。狂いすぎてて最高。
エレファントノイズカシマシまで観る体力が残っておらず、マヒトさんが警察にがっつり職務質問をされているシーンを目撃し、始発帰宅。3度地元を寝過ごした。