N.O.(Nord Ost)

学校ないし 家庭もないし 暇じゃないし カーテンもないし

酒場と音楽

◼︎最近何も書いてなかったので下書きに埋まっていたものをお茶濁しにドロップ。今日会社の同僚(同じく非正規)の人と昼飯を摂って、フジロックの無料ステージだけを観に行くんですよ〜と話したら「夏やってますね!いいなあ」と言われて、俺はまだまだ夏をやれていたのか…と安心できた。夏をやっていきたい、もっと。


KONCOSのライブ動画に、新代田えるえふるでの生音演奏がある。
https://m.youtube.com/watch?v=XkdFUCe6iW8
https://m.youtube.com/watch?v=oXQhfieSfKs
こんな美しい光景は、酒場にしかない。みんなが酒を飲んで赤ら顔になって、最高の音楽を聴き歌いゆらゆら踊る。エネルギーは無く、寄り添う優しさで溢れている。泣きそう。

もう一つ、酒場演奏で大好きな動画があって、片想い「すべてを」の演奏だ。
https://m.youtube.com/watch?list=LLQBPdNULM5K4-g7a4hbpOSw&v=1rwgGiqMBD8
優しい。暖かい。普段外に出したくても、恥ずかしくて中々出せない気持ちが酒でゆるみ、アルコールの香気と一緒に漂っている。
こんな瞬間以上の幸せは無いんだろうなと思える時間が、動画にパック詰めされてもなお生きている。

酒のいいところは他人を許せるところで、大抵の粗や緩みは面白いものとして流される。僕は他人にも自分にも甘い人間で、何か苛烈な要求をしたり、とにかく「きちんとする」ことが嫌いだから、こういう緩んだ優しい空気感が大好きだ。人に勝つとか勝たないとか本当にどうでもいい。僕の負けで良いから、幸せに楽しくやりたい。


普段音楽を聴いているときも、酒を飲んでいると格段に楽しめる。
感情の振り子がデカくなっているからなのは勿論、恥っていう勿体無いストッパーが無くなるからっていう所が大きい。特に人といるとき、互いに良い音楽を流し合っているときの楽しさはちょっと異質なぐらいだ。普段なら押し付け感の出る、そんな勧め合いは飲んでるときならスムーズに気持ち良く出来る。

酒を飲んでいない人は酒を飲んでいる人を白い目で見るが、同じく飲んでいる人は決してそんなことはしない。酒は優しい。だから、死ぬほどデカいタンコブが出来て目の周りが黒くなっても、全然腹が立たない。酒は面白い。

嘘でも、その瞬間だけでもいいから、人を許されたい・許したいから、いつも酒を飲んでいたい。そして音楽を聴きたい。酒が飲めない人には本当にすまないといつも思っているけど、飲んだら忘れてしまう。

#OPTOUR2017 final @ 下北沢THREE

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18時スタート5時クローズのこの世の終わりみたいなライブに行った。心底楽しかった。
古民家カフェ→古着屋→マジックスパイス→THREE。激動過ぎた。

 

ORDINALY PUNCHESツアーそのものが異様な熱量を持ったままBLOCK PARTYと融合して手がつけられないぐらい濃い場が生まれていた。
特に良かったのは、4BROTHERS・SUMMERMAN・either・KONCOS。負傷して2つぐらい見逃したバンドがあるけど。

 

4BROTHERSは、去年の頭に観てLos Campesinos!直系の流れにあるバンドが日本にいるって事実にメチャメチャ興奮してずっと聴いてて久々に観たんだけど、日本語詞が加わったことで単なるエモリバイバル/洋インディ的な切り口で語られるには留まらない音楽になっていた。
言葉の意味・響きが音楽に占める割合はかなり大きなものだと個人的には思っていて、だから日本語を大事に扱うバンドが好きなんだけど、4BROTHERSは既存の曲も新曲も含めて素晴らしかった。たくさん観たい。

 

SUMMERMANは、もはや語るべくもなく最高にかっこよかった。北海道でのThe Hatchとの合流が演奏にカロリーを与えているような印象を受けた。
SUMMERMANはライブの流れ、持っていき方を確立しきってる所がカッコいいのかなと思う。自分たちの表現の土台が固まってて、ズッシリとしたライブをしてる感じがする。
とにかく青春でピーク振り切ったテンションのままkoromogaeに移るあの感じが最高に高カロリーで興奮する。

 

eitherは、初めて観たんだけど激烈に良かった。VoとKeyでこういう音楽をやっていくのは自分の憧れみたいなもので、単純にこういうバンドやりたいな。という気持ちになった。去年知っておけば自分の卒定とかでコピバン出来たなー。マジ良かった。また必ず観に行く。

 

KONCOSは、去年どういうバンドかほぼ知らず観てそのまま2016年ベストアクト、ひいては人生で観たあらゆるライブで一番良かったんじゃないか?ってぐらいに圧倒されて大好きになった。
音楽はもちろんスタンスが本当に痺れる。今回のツアーからして常人のバイタリティでは実行出来ない。自分の目で観て耳で聴いたものをHOOKUPしていく感じ、ヒーローだと思う。
parallel worldのワクワク感、月待つ島までの多幸感、今日からスタートの胸がつまる感じ、どれもKONCOSだけが持っているものだと、映画のシーンにしか見えない、炸裂したフロアを前にして思った。

 

 

スゲースゲーと口を開けて楽しんでいるばかりで知能が低くなってしまい大した感想が全然出てこない。とにかくスゲーライブだった。KONCOSがいま日本で一番カッコいいし、下北沢THREEがいま日本で一番面白い。店主がバーに立ち、外で溜まる客を散らし、ステージに立つライブハウスが良くないワケない。
エネルギーがありすぎてSUMMERMANの時に酔客のダイブでデコに漫画みたいなタンコブを作ってしまったけど、それも思い出になりそうだ。くそ痛い。

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「再考の夏」 夏について考えてみる

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◾︎明らかに夏が来た。

毎年毎年、天気の振れ幅が加速度的に大きくなっている気がする。そんな中でも、「本当に夏は来てくれるのか?」「いつになったら夏なんだ?」と、毎年毎年心配がるけど、どうしたって夏は来る。気づいたら[あらゆる人称代名詞]はなんとなく夏だった。

 

 

夏を好きか嫌いかで言えば僕は大好きで、それは


①自らの愚かで適当な部分が多少なりとも許される雰囲気があるからだ
②様々な創作物で夏をテーマにしたものは殆ど全部良い
③なんとなく嬉しくて、なんとなく切ない

 

この辺りの感情によるものと、今までの思い出が作用しているからだ。夏を嫌いになったことは一度も無い。今年もよく来てくれました。

 

さて、そんな感じで、大好きな夏だけど、もちろん僕以外にも好んでいる人が多いメジャー季節だ。
由比ヶ浜全員集合乃風系の人たち、低所得のバンドマン、オタク、子供、いい歳こいたオッサンやババア、立派に生きるハイカーストのサラリーマン、立派に反吐が出る非正規雇用、老若男女問わず夏派の人間はけっこう多い。
特に、瞬足を武器にコミケにエロ本を買いに行くオタクと、パチンコ屋で台を殴り街で人を殴るヤカラ系の人たちが等しく「夏愛好家」なのはけっこう面白いと思う。


漫画、アニメ、ゲーム、いずれも夏を特別に扱うオタク作品は多い。テコ入れと言えば水着か温泉だし、夏を無視するオタク作品はかなり少ない。
ヤカラ文化圏の人たちも、CR海物語とか、何だか変な花柄の短パンとか、サーフ系という化石ファッションだとか、夏っぽい格好を年中好んでいるし。
ハイカースト健常者はどうだろう?彼らの健常レジャーと言えば、BBQ・海・プール・サーフィン・リゾート。ローカースト人間の想像するイメージは余りにも乏しく、ズレてるかもしれないけど彼/彼女らが夏大好き人間なのは間違いない。
vaporwave的な非健常カルチャーからしたって全面にトロピカル感を押し出している。シーパンクやfuturefunkとかのインターネットカルチャーは朽ち果てかけたリゾートをグリッチで掻き回して再構築している。

 

やはり、趣味や思想の前に、「夏が好きかどうか」みたいな感情の線引きがされている気がする。夏は巨大な浴槽みたいなもので、浸かっているから友達!では無く、せめて同じ夏を楽しんでいるうちは互いに不干渉で行きましょうよ、的な配慮を全てのカルチャーが持っているような気がする。


夏の当事者はたぶんほとんど「季節が暑いんだから、暑苦しいのは無しにしよう」と思ってて、空気感の焚付けをするのは夏の姿を煽るメディアか、本当にメチャクチャ馬鹿で感性の無い人のどちらかぐらいなものだろう。

 

押し付け無く夏を満喫したい。熱を持ったアスファルトだって、冷房の効いた部屋の匂いだって、やはり夏にしか楽しめないのだから、インドア/アウトドアという違いで夏の価値は落ちない。思い思いの夏があるのだ。

ただ、それでも僕の場合、夏の空気に何となく流される。元気で健常な遊びをしたくなるし、外を徘徊する癖は一層強まる。夏が過ぎる前にアレもコレもこなして、手中で溢れゆくのを防ぎたい。
そんなことをしていたら、もちろん間に合わず、いつだって満足出来る前に夏は終わる。

 

とにかく、この国の夏の最大の魅力は、夏が終わることそれ自体に尽きる。
嘘のような弾け方が、焚き終わりの蚊取り線香のように、いつしかスッと消え残り香だけが残る。
思えば夏に楽しむモノには、そんな刹那性を帯びているモノが多いような気がする。その辺のリンク度の高さも、夏を夏たらしめているのかなと思う。

過ぎゆくモノは綺麗で切ない。人間誰しもが、再現性の無いモノの美を本能的に理解出来ているから、誰しもが夏を特別に思って、夏を好きになるのだろうか。

次、気が向いたら、オタクカルチャーと夏の距離感や親和性なんかについても考えてみたい。とらき☆すたニコニコ動画の無料配信で視聴し直しながら思った。

7/1 Block Party → 7/1 Pale・明日の叙景企画

こんばんは 7月はライブをもう2本観ました 散財と贅沢は脳に良いんですよ

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メモ書き的な雑記になります。

 

6/30、BOaTのTシャツで出勤して退勤して下北沢へ。Block Party×給料日×金曜の化学反応が起こりました。思い出野郎Aチームの7インチが発売日なのに売り切れていて熱狂が2割減。
銭湯と集合による酒で機運を高めてからTHREEへ。

 

【出演者】SPIIICA/jappers/ケバブジョンソン/suueat.

 

一つ一つを精査できないので手短に。
SPIIICAはガールズ3ピースでクラウトロック+ポストパンク+最新の黒人音楽って感じでバチクソ良かったです。音とかじゃなくてスタンスがslitsぽくてメチャ格好いい。
jappersはホントマジで最高です。良質さで殴ってくる。
ケバブジョンソンはベースの音が終始よくてベースばっかりを観てしまった。
眠気と酒気の間で揺られながら観たsuueat.で完全に整った。コンディションで150%。

 

さて、僕はスケジュール調整がクソ下手なので、取り置きしたpaleの昼企画を観るために一人新宿のマンボーで仮眠へ。

満室。別のマンボーに入れた、けど、キャパの問題で3時間制限をかけられる。
10時前ぐらいに退出させられ、フラフラしながら半端に残った時間を遣うために別の漫画喫茶、オープン席へ。バカ。


刃牙を冊/3minぐらいのペースでめくりながらウトウトしながらでいい感じに時間をドブに捨て、ヒルバレースタジオへ到着。
着くや否やpale君さんが情報デスクVIRTUALを流し始めて何を観に来たのか分からなくなった。良かったですね。

 

1.lantanaquamara
メタルと電子音系エフェクトの取り合わせが耳に新鮮だった。中学生の頃聴いていた初期のALI PROJECTを急に思い出してしまった。アリプロ薔薇架刑(ローゼンメイデンのコンセプト盤)が超名盤です。

 

2.pale
遂に観てみた。音のデカさとバランスが良かった。あと、シューゲイザー要素の強いメタルはやっぱり自分の好みと合致する部分があるなと思った。
ボーカルSakaguchiのしわがれた声が耳に刺さるぐらい抜けがよかった。イキのよいステージアクト観て安心感を覚えた。
98%ぐらい下らない話しかしない友人と98%ぐらい漫画の話しかしない先輩とが、こうして音楽に真っ向から向き合っている姿は、やはり格好いいものだった。

 

3.nhomme
今回観て度肝を抜かれました。3ピースの激情×mathと言うとそれまでだけど、演奏のレベルと曲の造りが頭一つ抜けている感じがあって超よかった。特にドラムが、今まで観たことのないタイプの巧さで釘付け。技巧がある程度のレベルを越えて来ると段々笑いのツボの方が開き始めるのは何故だろう。凄すぎて最早面白かったです。

 

4.明日の叙景
Soundcloudの個人リリースが良くて、kei torikiという人のやる音楽が気になった、というのが今回のライブを観に来た理由だったんだけど、音とアクトに貫禄というか威厳というか、そういった類のものを感じた。
緊張感と映画的なパフォーマンスで、ジャンルレスに観て楽しめる音楽だった。

 

 

メタルのライブで、しかもスタジオライブという異文化交流的なモチベーションで観に行ったんだけど、オーディエンスが皆じっくり精査するような視聴スタンスで、この人たちは本当に音楽が好きなんだろうな、と思ってシンパシーを感じた。

それと、各々が自分の証明を試みているようなパフォーマンスをしていて、熱気もあった。

フラットに音楽を聴くいい雰囲気のイベントでした。


その日はpale君Tシャツで12時間眠りました。次の日は秋葉原で肉を食べたり漫画を買ったりしました。

BOaTの大名盤RORO(2001)の話、とBOaTのTシャツ買った話。

BOaTという日本のバンドが僕は世界一好きなんですが、何分2001年に解散したもので、CDは絶版、Tシャツなんか言わずもがな。手元にあるのは2ndのSOUL,THRASH,TRAINだけ。音源は渋谷TSUTAYAに唯一揃っていて、知るや否や駆け込んだ思い出。

そんな状態で2年半近く経ち、BOaTの季節である夏も始まろうとしている2017年のさっき。Tシャツがポロっとインターネッボロ市・メルカリに売られていました。発見した瞬間に落札、1555円。

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嬉しいなあ。買い物でこんなに嬉しい気持ちになったのは今までに無いことかもしれません。手元に届いてすらいない今だって、ゲームキューブが家に来た小1の時と同じぐらい心が躍っています。そうか、GC体験の年に解散したバンドなのかBOaTは。

BOaT(後にNATSUMEN)というバンドの標語は、「夏を終わらせるな!」。諸説あるのか、夏を古くするなとか、色々目にするけど、「夏を終わらせるな!」の強烈なメッセージ性にはかなわないし、一番好きだから、コレってことにしましょう。

 

さて、BOaTとは以下のようなバンドです。

BOaTは、1996年に結成し、2001年に解散した日本のバンド。元スペースカンフーマンAxSxE(Vo,Gt)を中心に、アイン(Vo,Cho,Gt,Miming)、しおり(Ba,Vo)、マユコ(Dr,Cho)、坂井キヨオシ(Key,Cho,現MUSIC FROM THE MARS)で構成された5人組。4枚のアルバムを発表。

結成についてとか、ミミングの意味とか、面白い話はwikipediaとその脚注に載ってるので興味ある人は読んでみて下さい: BOAT - Wikipedia

BOaTの何が良いのかと言うと、突き抜けたポップさ、ノスタルジー、ツインボーカル90年代末期〜00年代初頭の空気、とか、キリが無いぐらいあって、その全てがツボなんですが、そんな事よりもとにかくRORO(2001)という大作が全てだと思います。てか全てっすね。

 

6曲入り42分のこのアルバムは、従来のポップ色よりも寂寥感やエモ、ポストロック的な側面が色濃く出た作品。

11曲にバンド解散前の、瓦解しながら進む飛行機のような滅ぶ鋭さが感じられ、夏の終わりがそのままパッケージングされた切なさの結晶のような、とにかく鋭さと寂寥感にまみれた音楽です。

「聴けば分かる」、嫌味な文句ですが、その通りです。僕はこの世で1だけアルバムを選べと言われたらROROを手に取ります。

 

1.All

静かな立ち上がりからの爆発。ROROの全体像そのもので、このアルバムの顔役を務めるのに最適な構成。ミニマルなフレーズの繰り返しが広がっていくのがたまらない。

中盤に挟まれるノイズ混じりの呟き、【明日がもし古いなら/アキラムジナを吸う/あの夏に託された言葉/さよなら】というフレーズのあとに、夏が立ち上がる。

 


BOaT - All

 

2.Akiramujina

9分のインストゥルメンタル

「ただ事じゃない」ことを感じさせるイントロから、うだるような・引き裂くようなギターと静かな単音のピアノが入り、サイン波のシンプルなシンセサイザー、ピアノ、段々と爆ぜて来るドラム、最後は歪みきったギターの残響で終わり。化物。

NATSUMEN版(natsu no mujina)も勇ましくて良いけどこのverは本当に凄い。美しい。


BOaT - Akiramujina

 

3.roots of summer

ようやく歌モノらしいBOaTが顔を出す。ただこの曲に漂う切迫した空気は、バンドの音楽的な到達点と集団としての限界を想像させる。中盤のツインボーカルから吐き棄てるようなメロに戻る瞬間がハイライト。詰まり過ぎてジャキジャキになっているミックスがまた切実で良いROROの音周りはAxSxEさんが1人でスタジオで仕上げたらしい。化物。

【何度リセットを 急ぐ 急ぐ/何度叫んでも 消える 逃げる】


Roots of Summer / BOaT

 

4.Rummy Night

骨が折れるぐらい力一杯に溜め込んだイントロから、残響とピアノで始まるメロからは深夜の散歩のような風景が想起される。ギターの歪みの洪水が気持ち良く、一貫して流れるピアノの爪弾きとのコントラストがじんわりと良い。アルバムを通して聴くとパイプ役としての良さが一層引き立つ。

パイプ役な事自体がおかしいぐらいの音楽で、このアルバムの凄さを再確認。この曲のdemo版が収録されてるROWROWというBOaT唯一のレコード、血眼で探してます。


BOaT - Rummy Night

5.Tuesday

1曲目のAllと同じように、静かで柔らかな立ち上がりから始まる大曲。歌詞の内容も、夏。この曲にこそ夏のノスタルジーが全て凝縮されている。深いリバーブのかかったドラムの鳴りが大好き。

静から動へだんだん移り、到達点に聴こえるパートから更なる上昇が行われて、壊れていく物の感動が存在する曲。テンションの振り幅が止まらない。すげえ曲。凄すぎてプレイヤー捨てたくなる。


BOaT - Tuesday (from album RORO)

 

6.Circle Sound

出棺の時に流したい。マジで。全てが丸く収まるEDテーマのような。

あらゆる「楽しかったね」が詰まっていて、もう2度と無い思い出を追想させられる走馬灯の音楽。コーラスワークから演奏から何から何まで、BOaTの総括がなされている。最後の最後までテンションを解放し続けるこの曲でアルバムとBOaTというバンドが燃え尽きて終わる。

そういえばこの前神田明神で引いたおみくじに「過去を振り返るな」的な箴言が書かれていましたが、過去振り返るの 大好き。無理です。過去を追想して、後ろの方を振り返り、振り返り、引きずりながら前に歩いていく生き方があっても良いと思う。


BOaT - Circle Sound (from album RORO)

 

 

BOaTは世界一好きなバンドで、もう良い年だし大きく広めようという気も無いけど、好きな物についてはやっぱり言葉に出してなんとか説明してみたいもので、書き殴ってみました。

また夏が来て、今年はBOaTTシャツを着てうだる暑さの中BOaTを聴ける。夏は最高!幸せ。

ちなみに、BOaTについてはこの方の記事でバシッと解説されていてオススメです。凄く好きな文章。AMPOBの方でしょうか?

http://xkxaxkx.hatenablog.com/entry/2014/05/27/124606

街の景色

先週の土日は上野動物園に行って、谷中銀座に行って、モスクに行って、経堂の友人宅に行って、友人宅でメシ作って、かなり濃く遊んだけど今週は何も出来なかった。

特に今朝なんか全身が蕁麻疹でグロ画像まっしぐらな様相を呈しており、わざわざ休日診療所と休日調剤に駆け込んだ。抗ヒスタミン剤二度寝を決め込んで、起きたら治ってた。

 

ザ・ノンフィクションを観る。phaさんと小林銅蟲さんどちらも人間として相当面白い。ていうか、面白くてテレビ映えするからこの2人をフィーチャーしたんだと思うけど、他のギークハウス住人はアッて感じだったし。
誰かと生活するスタイルはかなり楽しそうだった。良いなあアレ。

 

父親から頼まれて町の時計屋に電池交換に向かう。ついでに自分の奴の調整も兼ねて。
大変話好きな人で、作業中ずっと町の話とかをした。俺の出身中学はクラスも減って、出身小学校は無くなるか無くならないかの瀬戸際だそうだ。老人の町。

 

バンドの希望の話をメールで少しして、楽器も少し弾く。相変わらずコードが全然頭に入っていないから弾いていても自分が何をしていたのか分からない。録音でもしておけば良かった。DTMアプリで一番簡単そうなやつを落としてみたけどコードが分からないことには、何も、始まらず…
音楽がやりたいのか、好きな音楽をやっている人達になりたいのか、ちゃんと考えないと大変そうだ。

 

ゼロカロリーコーラの味が虚しい、わかばが死ぬ程まずい、薄給振り込み日まであと5日ぐらい。金がない。
暗澹たる気持ちになりながらドリームキャストの電源を入れた。
お元気ですか?俺は元気です。

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骨董品的レトロゲームの愉しみ方

日曜の昼間に「なんでも鑑定団」を視聴する、あの無の時間を過ごしたこと、ありますよね?

意味の無いものに価値を見出し、目利きを信じて蒐集に向かう人たち。それに対し「エー300万!?」とか「ダサ、1万円かよ」とかいった野次馬根性を働かせ、冷笑するのが一般的な番組の楽しみ方でしょうか。僕もそうしています。

 

ただ、老人たちが骨董品に心血をそそぐ気持ちは良く分かるんです。僕の場合、その対象はプレミアの付いたレトロゲーム
そもそも僕はゲームをプレイするのが酷く苦手なんですが、鑑賞物として楽しんでいます。特に古いゲームや、希少価値の高いゲーム、糞ゲーなんかが大好きです。これって骨董品的な楽しみ方にあたりませんか?

 

こっ-とう 【骨董】
1 美術的な価値や希少価値のある古美術品や古道具類。骨董品。アンティーク。「書画骨董」
2 古いだけで実際の役には立たなくなったもの。「骨董的存在」
(出典:デジタル大辞泉)

 

価値があり、またポンコツである謎のゲームがこの世には無数に存在しています。
そんな意味不明なゲームソフトについて幾つか紹介していきたいと思います。

 


1:ロックマン4 ゴールドカートリッジ(FC)

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プレミアソフトの中では最も有名で、それこそ鑑定団にも出品されたほどの一本。キャラコンテストの企画で8本のみ作られた、圧倒的なプレミアっぷりを誇るゲームソフトです。
小学生にもガツンと響きそうな金ピカの外観に、通常なら世に出ないような希少性。秋葉原まんだらけ(スーパーポテトかも)で現物を拝むことが出来、その歴史に思いを馳せられる、美術品クラスの代物です。ゴールドカートリッジ系は他に「キン肉マン マッスルタッグマッチ」などもあり、金=プレミアというイメージすら抱いてしまいかねない輝きがありますね。


2:危険物のやさしい物理と科学(FC)

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ゴールドカートリッジが少年の夢なら、こちらは大人の手によるイレギュラーな流出が怪しいロマンを感じさせる一本。
何と出光の研修教材として作られた非売品ソフトで、元社員から流れたりゴミ捨て場から拾われたりといった、眉唾でいかがわしい経路でごく少数が中古流通に乗って存在が発覚した曰く付きのゲームです。たまんないですね。
何者かがROMデータを吸い出して動画を上げているため、内容を垣間見ることが出来るんですが、ただの教材だからゲーム性は無に近いです。ドット絵はクソ綺麗。
「流出」「幻」「非売品」これらの単語のパワーにガツンと来る方はプレミアゲーフェチの気質がある筈。

https://youtu.be/MDBLDrjb0e4


3:秋山仁の数学ミステリー(PCエンジン)

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1,2と非売品ソフトを紹介しましたが、こちらは一般販売されていたソフトです。
しかし、「出版物として書店のみで売られる」というkillieの音源ばりのハードコア過ぎる販売形態の上、秋山仁という題材の謎さから誰も購入せず、しかも販路のせいで返本制度が適用されるため在庫としても殆ど残らず、30万円以上の値が付いている狂ったゲームです。
この情報に「ヤッベェ〜!!」となれるか、意味不明に感じるだけかによって骨董品的にゲームを愉しめるかどうかが分かれてくるでしょう。無駄に凝ったアニメ描画に趣有り。

https://youtu.be/NJAx_DrhZCM


番外編:スーパーマリオ64 64DD版(64DD)

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スーパーマリオ64といったら90年代生まれで遊ばなかった人間はいないぐらい有名なゲームですが、何とテスト版として64DDバージョンが存在しています。
64DD任天堂が時代に乗るために造った磁気ディスクメディアの周辺機器。開発が遅れ会員限定アイテムとしてリリースされるも、死ぬ程売れなくて10本のソフトをリリース後寿命を終える。忌子。ハード丸ごとプレミア化する悲劇っぷりがミソ。

ゲームショーのイベント展示用のソフトの筈だけど何故かハードオフに並んでしまい、フランス人コレクターが回収した、悲しい国外流出エピソードがあります。当然ネット上でしか伺い知ることが出来ないんですが、それでもあり得ないものが存在しているという事実に身震いする最強のプレミアゲームソフトですね。

https://youtu.be/5rd6_5HoJd8


と、このように数十万円はくだらないような異常プレミアソフトを紹介して来ましたが、いかがでしたか?
到底手の届く値段では無いため、中古屋のショーケースで眺めたりネットで動画や写真を見たり程度の愉しみ方しか出来ないプレミアゲームは、手元に抱えてじっくりと向き合うような骨董品の楽しみ方とはズレているようにも思えます。


でも、世に出た経緯に感じるワクワクや、幻を目で見るロマンは、骨董品を愛でる老人たちのまなざしと通ずるところがあるのでは無いでしょうか?
僕はいつかカネが出来たら絶対、危険物のやさしい物理と科学を買って家に飾りたいです。何億持っててもこう言う物にカネが消えていくのかと思うと涙が出ますね。

希少で、特殊な出自を持った、時代の徒花のようなゲームたちを中古屋のプレミアショーケースで目撃する時の充足感。知識欲と好奇心を満たすことの出来る、オススメのオタク趣味の紹介でした。

 

蛇足:大川流シーマンとか、ファミコンのダビング用違法生カセットとか、ヤバいソフトはまだまだ存在します、、、全部動かしてみたい、、、

 

参考サイト

http://famicoroti.blog81.fc2.com