N.O.(Nord Ost)

学校ないし 家庭もないし 暇じゃないし カーテンもないし

健常者になれないことを決定づけたオタク音楽12選

オタクをやっていって長い。当時コテコテのアニメソングを朝方の流れで浴びていき、速攻でオタクの芽を発芽させていった90年代生まれは何人もいるだろう。僕もその1人で、サッカーや野球のチームに所属していなかったこともあってモロに被曝してしまった。そんなオタクカルチャーについて、「1994年世代という立場」「オタク音楽という観点」から回想していく。

 

 

■小学生編 

 

昔は土日の朝帯にオタクアニメ枠があって、ギャラクシーエンジェルとかデ・ジ・キャラットが朝9時半とかに放映されていた。マジで狂っている。決定的なきっかけはおそらくこれだろう。当時の朝アニメの流れで自然と視聴していくと自然とオタク力(ぢから)が醸成されていった。俺と弟の人生を返して欲しい。

 

1.デ・ジ・キャラットにょ - Party☆Night

 

 

00年代オタク音楽を語る上で必ず上がるであろう一曲。しょーもない電子音の洪水がボルテージを上げ倒し、その後の公園での「ドロケイ」や「デュエル」も捗った。スラップスティックなギャグ+オタクカルチャーのミックスに、まだ見ぬオタク世界を思ってワクワクしていた気がする。キモ過ぎる小学生だ。

上の世代にとって黎明期インターネットと結びついた記憶は、94年生まれにとっては公園を想起してノスタルジーと重なる。

 

2.ゾイドジェネシス - ありのままでLovin'U

 

間違いなく決定的にオタクになった要因。Do As InfinityのOPも良い曲で覚えてるけど、アニメの内容は全く覚えてない。比較的シリアスな話だったと記憶しているけど、それに反してゴリゴリのデュエットオタク音楽がEDでブチ流れる異様さがたまらない。

当時おはスタでミニライブが設けられていたから観たら、声優が全然可愛くなくて夢がブッ壊れた思い出がある。

 

4.ポポロクロイス物語 - 桜見丘

 

 

これに関しては全く話に覚えがなくて、ただこの曲だけを異様に覚えている。Local Busというユニットが作った普通に正統派の00年代歌モノで、ずっと聴き続けている。この辺りの時代のEDテーマにやたら多用されていた「ワールドミュージック・風」歌モノが今の耳を作ったと言っても過言じゃないと思う。

 

4.巫女みこナース - 巫女みこナース・愛のテーマ

 



時は動画サイト前夜のインターネット隆盛期、僕たちが観ていたのはFLASH倉庫だった。学校のパソコンは厳しいアクセス制限がかかっていたけど、ドメインか何かの都合でたまに掻い潜れるサイトがあってみんなで休み時間とかを使って観ていた気がする。Digの情操教育。当時のオタクが作ったFLASH動画で使われていたこの曲はかなり強烈に印象に残っている。エロゲーやったことないけど。

 

■中学生編

 

Youtube誕生・ニコニコ動画誕生と現代に繋がるオタク土壌が耕されていった時期にあたる。私事としては、この時期にiPod Touch(初代)を獲得して24時間オタクDigをやっていけるようになった。BB2C(2chブラウザ)とYoutubeアプリは10年前のβ版から使っている。何の話だ

友達と遊びたいしインターネットに勤しみたかったから部活を辞めた僕は、オタクの大海へ漕ぎ出していった。

 

5.ハヤテのごとく!ハヤテのごとく!

 

オタクの中では「深夜34時アニメ」といかにもオタクが好みそうなジョークで語られたアニメ版のハヤテのごとく!は、1期の土曜時代が僕の中でのすべてだ。デ・ジ・キャラットやかってに改造などのギャグ+オタクカルチャーMIXを主とした作品の系譜として、確かに一時代を築いていた。

最初のこのOPとEDのProof(http://www.nicovideo.jp/watch/sm17453332)が超好きで、特にProofの方は10年ぐらい聴いててキモい。

 

6.天元突破グレンラガン - 空色デイズ

 



ここが分水嶺となった人も非常に多いと思う、最高のアニメの最高のOP。無視するわけにはいかなかった。ロボットアニメ特有のアクセルを踏み抜くキチガイテンションを、文脈を知らずに体験した世代が1994前後だと思う。その後GAINAXという言葉だけでエヴァの方に行き、そっちの水の方が合ったため一時鬱病となった。アイキャッチが懐かしすぎてガチ最高。

                

7.東方Project - 月夜を隠さない程度の能力?



これについては挙げるか迷ったけど、どう考えても通過点として存在しているからピックアップした。IOSYS懐かしすぎてハゲる。中学生の頃「東方」好きだった、なんて言うとダサくてインターネット村八分だ!みたいな観念が1994周辺生まれのオタクにはある程度あるんじゃないかと思う。

コンテンツが大きすぎてボリューム層が痛い・ミームとして寒すぎる・とにかく恥ずかしい。それでもたまに懐かしくなって大昔の動画を開いてみたりするから、自分も東方通ってきた気持ちの悪いオタクなんだなと今はしみじみ思う。

 

8.らき☆すた - 寝・逃・げでリセット!



ハルヒについては敢えて何かを語ることもなく、もってけ!セーラーふくも同様だから、敢えて音楽としてよく聞いたこれを挙げる。僕は気持ちの悪いオタクだったから抽出サイトでシコシコ音源を作っていた。ブートにも文化がある。

ハルヒらき☆すた辺りの熱量は1人もオタクの友人がいなかった頃でさえ伝わってきた。そしてこの辺を皮切りに現代でいうイキリオタクみたいな死ぬほどしょーもない人類が多数誕生して、この世は終わった。1.25倍の方を選んだ理由は、そういう文脈があるからです。

 

9.ロザリオとバンパイア - DISCOTIQUE

 

 

水樹奈々の全盛期、個人的にはこの辺りだった気がする。ロザバンジャンプSQが創刊されて移籍になってから後追いで漫画を読んでいた。漫画にジャンプSQ・別冊マガジン辺りが創刊して大きくのめり込んだ。オタク音楽を振り返っても結局は漫画がこうして人生に突き刺さってくる。俺はFLASH倉庫生まれブックオフ育ちのオタク。

完全な余談ではあるけど、今日サウナに行った帰りに懐かしくなってこれを聴いたのが今回の文章につながる。エセスウィングとも言えるこの曲のように、オタク音楽は何らかの音楽にオタク要素を混入させたものが多く、その「美味しい所引っ張ってきました!」的コテコテ感が癖になる。ダサさの妙。

 

10.マクロスF - 星間飛行

 

マクロスFも気づけば10年ぐらい前のアニメで、そんな感じがしなかったから思い出すのに時間がだいぶかかった。話の流れやタイミング、曲といい詩といい何もかもが完璧すぎるオタク音楽だ。聴いているだけでオタク心(ごころ)がモリモリ高まってくる。

松本隆って天才だと思う。

 

11.ひぐらしのなく頃に - you

 

星間飛行とこの曲を入れたいがために12選と中途半端な曲数になってしまった。オタクにとっての夏の歌は幾つかあって、特にメジャーなのがこれと夏影・鳥の詩だろうか。実はオタクは健常者と同じぐらい夏が好きな生き物で、それはオタク作品の夏回とコミケ(行ったことない)があるからだろう。夏最高。

 

番外:高校生編

 

この頃、オタクカルチャーに飽き一時離れサブカル臭い道に立ち寄る。そして大槻ケンヂ中島らものエッセイを読みながらRadioheadゆらゆら帝国を聴く根暗な高校時代を過ごす。非常にイタい高校生だった。ただし、地デジ化で録画のしやすさがハネ上がったからアニメはそこそこ見ていたような気もする。

 

12.THE IDOL M@STER全般

 







高校時代=アイドルマスターと言っても過言ではなく、特にアニメシリーズ放映中は完全に宗教だった。死ぬほど根暗で気持ちが悪いオタクの青春であるアイマスサイリウム担いでライブまで観に行ったりしていた。今は新しいコンテンツが出過ぎててもはや追っていけないけど確実に一時期は心の支えだった。

追記:アイドルマスターにはカバー曲の文化があって、JPOPの名曲が公募でこれでもか、と収録されていた。むしろそっちが好きだったし、それを契機に邦楽への知見が深まった。

 

 

と、このように自分のオタク地層をボーリングしていくと、現在の情緒や嗜好につながる何かを汲み取ることが出来るような気がする。歌モノ好きの要素や、vaporwave/futurefunkに感じる想いだとか。

オタク音楽には固有のエモがあるから、気持ちの悪いオタクにとって体感したことのない青春の補完になる。今でも狭義のオタクについて、ずっと状態異常みたいなものだと思っていて、人と分かち合うことが全然なかったけど振り返ると恥と同じぐらいノスタルジーが転がっている。

仕事の後は無駄なこと

「教養とは独りで暇をつぶせる技術のことだ」(中島らも)

 

 

給与と身分以外は特に不安や文句が無い非正規雇用暮らしを続けて4ヶ月ぐらい経った。仕事楽しいけど労働力を搾取されていることが脳裏をよぎり、価格.comとかwikipediaとかを見たりしながらノルマより多めに記事や資料を納品して17:55ぐらいに帰っている。信じられないことに、俺は仕事がそこそこ早い。

金は全然無いけど学生の頃のバイト代に2,3万円ぐらい上乗せした分は自由に遣えるから、それを全て漫画とライブ、何らかの浪費で使っている。人生は浪費。

 

本当は、仕事以外の時間をすべて好きなことに突っ込みたいけど、お金には限度があるし人と毎日遊べる訳でもない。
今日は何だかライブ観たり漫画やCD探すのキツいなって日もある。でもまっすぐ帰って寝るのはクソつまらないから、いつもフラッと寄り道して帰る。


すごく良いのは銭湯で、知らない人の生活圏に忍び込み、幽霊の気分で周囲のディープな環境を観察できるし、あと気持ちいいし体力も復活する。心身の欲求はほとんど全部賄える。マジで最高。
ただ行き過ぎて飽きかねないのが勿体無い気がするから、適度に間を空けるようにしている。

(蛇足:直近で訪れた風呂の一部区画がハッテン場になっていた、という恐怖体験があり、トラウマになりかけた)

 


今日は川崎ウェアハウスでメダルゲームをやって帰った。川崎ウェアハウスは電脳九龍城というコンセプトのゲームセンターで、内装が胡散臭くて落ち着く。この前雑にジャックポットを引いてしまい、600枚ぐらい貯蓄ができたからしばらく遊べそうだ。

 

メダルゲームって1円にもならない虚無の世界だけど、パチンコみたいなものからカジノ調のレトロマシン、子供用機器のアップデート版みたいな最新機種までとかなり多様化していて面白い。ノスタルジーというか哀愁に近い雰囲気も相まって、家で虚無になるよりは楽しい。

 

オススメはCOOL104というトランプのゲームだ。
5枚の札が配られて、同じ数字か絵柄の札を出して次の札をめくる、一定数に到達したら配当がもらえる、という行為を繰り返すだけのシンプルなルールだけど、例えばポーカーの特殊役を狙ってみるとか、効率的にめくり続ける最適解を考えたりだとか、運に思考の余地が挟まる配分が絶妙でメチャクチャ面白い。 

 

大学時代死ぬほど暇なときによく遊んでたけど完全に再燃した。俺しか遊んでないゲームだろうな、と思っていたらオカモトレイジのインスタに出てきた。

 

別にメダルゲームをやろう、という話ではなく、退勤後そのまま帰るのがつまらない人は色々無駄に寄り道して楽しいことを見つけてみれば良いんじゃないかという話だ。「アウトドア虚無」より「ベッドルーム虚無」の方が好きな人のことは理解できないから、知らない。

 

かっけえ

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できれば週7で人と遊べたら良いんだけど、独りでも暇を潰せるようにしておいた方が気が紛れて金曜が近くなる気がする。巨頭オ

高橋留美子傑作集「運命の鳥」 を読んで泣く

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漫画に打ちのめされる事が、何度もあった。

小学生時代、コロコロコミックに新創刊のIKKIの広告が出ていたことが23歳の今に至る全ての始まり。


「大人のマンガ」というようなフレーズが片隅に引っかかり続けて、中学生の頃に「ぼくらの」を発見し追いつく。以降没頭して漫画の虜になり、それから今まで、そしてこれからも永久に漫画を読み続けている。

 

漫画に打ちのめされた中でも、特に何度か決定的な瞬間があった。
それは、鬼頭莫宏を読んだとき、志村貴子を読んだとき、沙村広明を読んだとき、植芝理一を読んだとき、日本橋ヨヲコを読んだとき、以下収まらず、略。


人生における最大の衝撃と言えば完全に志村貴子で、こればかりは大好きなBOaTや片想い、ムーンライダーズなどの音楽よりも半歩前に出る。俺は最後には漫画。

 

さて、そんな決定的な「打ちのめされ」を、再び体感したのは、高橋留美子の短編集「運命の鳥」を読んだついさっきのこと。あまりの衝撃で放心した。良すぎ。
商業ベースの最前線で、アートスペースからパチンコ屋までを駆け抜け続ける、漫画の神様の威光を見た。


著書自体の話を簡単にすると2006年-2011年の近作を集めた掌編で、いずれもビッグコミックスピリッツ掲載のもの。過去のアーカイブが一つも無い、現役作家としてのパワーが遺憾なく発揮された一冊。
表題作以外のすべてが夫婦や家族を主題とし、ラブコメの御大の手で人間模様が生き生きと描かれている。昭和日本のステレオタイプな家庭の中のディスコミュニケーションと、その雪解けの物語。


この中に収められている「年甲斐もなく」(2010)を読んで、ボロボロと泣いてしまった。
話は以下の通り。

 


妻に先立たれた老人が、スポーツジムで出会った若い女を愛してしまう。息子からは「亡き母と父は冷めきっているというか」(P39)と夫婦の間に愛情は無かったように見られていた。
しかし、老人は亡き妻のことを心底愛していた。婚約者に逃げられた母に寄り添いたい一心での結婚。式も挙げず、指輪も無く。

そんな経緯から、老人は
「女房は本当に仕方なくおれと一緒になったんだね。」(P46)
「本当さ、おれは一度だって愛されたことがない。」(同)
と、長年さみしさの最中にいた。

それでも、実は亡き妻は老人を愛そうとしていた。死の前に、離婚届と指輪のカタログを出して選択を迫った。一悶着の末出てきた離婚届の下には、妻の字で書かれた貸衣装と写真館の予約申込書があった。妻はウエディングドレスとモーニングを予約し、改めて結婚写真を撮りたかったのだ。

 


こんなこじれた愛の話が、終始軽快なテンポと穏やかな雰囲気で描かれている。柔らかさや、時折ブレイクのように入るギャグには、この話が漫画である必然性がすべて詰まっている。

映画でも小説でもない、漫画にしか表現出来ないこの物語を読んで、そんな話じゃないのにボロボロ泣いた。

 

その後に続く表題作「運命の鳥」(2009)も、この物語を補強しているようなストーリーで、1枚のアルバムを通して聴いたような収録順の妙も感じられた。

漫画界の歴史的名盤だと思うし、棚の一番いい場所に大事に並べることを決めた。胸がいっぱいになった。ラブコメの大家からvaporwaveのアイコンまでを勤め上げる、日本トップ漫画家の底力を見た。

 

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蛇足:とにかくキャラクターが可愛くてラムちゃんや響子さんを生み出した最高峰のイラストワークも楽しめるし、漫画としてのテンポや見せ方には萩尾望都の短編にも通ずる超絶的な技巧を感じられる、激良な一冊。

正直高橋留美子作品は長編ばかりでちゃんと読めてるものが無いんだけど、それでも間違いなく「高橋留美子ならこれしか無い!」と言い切れる。そんな短編集を2011年に作れるのは異常過ぎて、創作者としての次元が違い過ぎてクソヤバい。マジでおかしい。凄すぎる。漫画好きな人全員に読んでもらいたい。

9/9 片想インダ公園 @ 上野恩賜公園 水上音楽堂

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野外ステージで片想い!これ以上ない至福。だから特に書くこと思いつかない。満足しすぎるとクソつまらないことしか言えなくなりますね。


セットリスト

管によせて
daily disco
片想インダdisco
VIVA! milagro
ひのとり
哀しみを脱いでいこう
来るブルー
ひかりの中からこんにちわ(with 七尾旅人)
いとしいな
party kills me!
踊る理由
棒切れなどふりまわしてもしかたのないことでしょう

en
感じ方
東京フェアウェル

en2
踊れ!洗濯機


観たい曲ほとんどやってたけど踊る理由がロケーション、盛り上がりといい最高だった。片想いの持つ良いところが全て出ていた日。

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この写真のように、説明のつかない奇跡的な瞬間を与えてくれつつ、適度はぐらかしのようなふざけ方をする所まで含めて良いバンド。笑いと感動の距離の近さを教えてくれる。

 

明けて翌日、「ひのとり/哀しみを脱いでいこう」の7インチを回す。f:id:no_nord_ost:20170910141516j:image

ジャケットだけで言うなら2017年ベスト。アルバムも熱望。タムくんの絵と片想いの音楽の完全な調和。

夏の一部始終

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ランタンパレードは特に初期が好きで、そんなに聴くことは無いアルバムだけど時期としてどうしても再生してしまう。夏の、と来て1曲目が「木の葉散る」という夏を俯瞰で観る視点がずば抜けたセンスで、こういう情感を聡いと形容するのだと思う。

 

今年の夏の一部始終は薄ボンヤリしていた。天気のせいだとは思う。
河口湖への1人旅も、カジュアルに旅情は味わえたけど最高だったと言われたら別にそんなこともなかった。ただ、国道沿いの細い歩道を50分かけて歩いたあの日差しだけは紛れもなく夏だった。
海にも行った。由比ヶ浜の海水は半分腐っていて、どちらかと言えば不快に近かったけど楽しかったし、レンタサイクルで周辺を散策したときも高純度な夏を感じられた。がぶ飲みブルーハワイが瞬間最大風速を以ってビールを蹴散らした。

 

最近は何をしているのかと言えば、別に本当に一切何もしていない。音楽を聴いて漫画を読んでいる。あとたまに酒を飲む。gloが軽いせいで日に15本ぐらい吸うようになり、良くないと思う。

人に会ってどこかに毎週繰り出せているだけで充分楽しい。自分の人生は自分の外にある。


平日をへーコラ適当に過ごしながら合間で必死こいて遊ぶ有様はクロールの息継ぎに近い。
その瞬間瞬間は気持ちいいし、泳ぎの最中懸命になるのも快活で悪くないんだけど、やっぱり泳ぎなんてやめて浮き輪の上でたゆたっていたいともたまに思う。

ただまあ、得意で楽な、それなりに好きな泳法で暮らしているだけ相当にマシだなとも思うので、やっている。

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「これは食うための仕事だ 疲れる」
TAGROの漫画の台詞を鑑みるに、好きなことを食いぶちにしてしまうと恐らく残酷な事柄が発生する。

 

しかし、

「それでも私は 本気で漫画と関わっていたいのよ」
G戦場ヘヴンズドアのこの台詞を読むと、一気にどうあっても人生を好きなことで埋めていきたくなる。好きでも得意でもないことに対して向き合うことはしない。

「ぼくの夢は ぼくの夢と折り合いをつけること」

結局、放浪息子の中で最後に似鳥くんが放ったこの言葉に立ち返る。

 

#カクバリズムの夏祭り 8/27 @ 恵比寿リキッドルーム

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観たバンド

 

片想い
キセル
スカート
古川麦と優河
グッドラックヘイワ
PARASOL
思い出野郎Aチーム


大きな声で、良かった!最高!というほど熱狂してきた訳では無いけど、満足度がすごく高いイベントだった。
15年ずっと人を楽しませているレーベルなだけあって、その点は本当に素晴らしいです。
最近アンダーグラウンド的なインディーシーンばかりを観てきて、スパイスや興奮を求め過ぎていたかもしれない。好きなもの・気になるものをじっくり観れるいい時間をたっぷりと過ごした。

 

 

・片想い

片想いが本当に好きでたまらない。音楽と人格の結びつきが良い。生き方の面で憧れる。ずっと観ていたい。
曲のストックが本当に多くて、毎回セットリストをメモるとき分からない曲が1つぐらい出てくる。全部音源で聴きたい。特に廃盤の東京フェアウェルなんか、素晴らしい曲だから、新録されたらいいなと思う。
新曲がまた出来ているようで、7インチも出るようで、インダ公園には七尾旅人も来るようで、あーーー早く行きたい。

 

キセル

初めて生で観る。飲み込まれた。実はそんなに知らないんだけど1曲目がベガ、最後がギンヤンマ。至上の曲目にぶち当たったようだ。
最前列でキセルの演奏を浴び、満足すぎて2バンドほど飛ばした。

 

・スカート

最早わざわざ何を書こう?というぐらい貫禄のあるステージングは、初めて観た日よりもはるかに完成された良質なものだった。つまり最高。です。
スカートも本当に曲のストックが膨大で、じっくり楽しむにはワンマンに行くしかないんだけど、それでも毎度タイム感のあるセットリストの組まれ方には絶対に飽きることが無い。
何度か聴いた例の新曲、さよなら!さよなら!がたまらなく良い。メジャーデビューおめでとうございます。痛快。

 

 

・PARASOL

古川麦グッドラックヘイワ共に良かったけどさておき韓国のPARASOL。
サブステージのKATAにはまばらな客層。ただしみんなPARASOLを心待ちにして、真剣に観ている。空間の質が高い。
韓国の○○とか言うの本当野暮ったいけど、Gi Gi Giraffeやミツメと対応しつつ日本の風土からは絶対に生まれないようなメロディや曲展開で、言葉に出来ない良さがあった。絶好。
最近すごく騒ぎが大きくなってきている(ような気がする)アジアの一端に触れられてラッキーだった。シティポップ論争とか4年ぐらい続いてるけど本当に下らなくて、そんな事いつまでもやってると全部持っていかれて骨も残らないようなショボい事態になってしまうと思った。
KONCOSのTA-1さんが言っていた、「自分の目で見て聴かないと絶対に分からない時代」を感じる。

 

 

・思い出野郎Aチーム

断トツ。これ以上無い。全て肯定された。マジで最高だった。ちょっと泣いた。感謝しかない。すごい。ケの日のパーティソング。

2013年がムーンライダーズ、2014年がスカート、2015年BOaT、2016年が片想い、と毎年一生心に残るバンドを見つけて来たけど、2017年のそれは思い出野郎Aチームかもしれない。
「夜のすべて」というアルバムと、表題曲が死ぬほど良くて、これだけは何としても別個で言葉に書き起こしたい。久々に強く思った。
ボーカルの高橋一さんの、サイトで公開されている「僕らは共に黄金の服を着た」という引用から始まる言葉が、この音楽を更に強固なものにしている。

 

余りにも満足しすぎて観終わった後そのままリキッド出て、男くさいことをしたくなり、缶ビール飲んで天下一品啜って電車飛び乗った。バカなので衝動しかない。

 

ダンスビートとあの子が 夜のすべて
ダンスビートとあの子が 夜のすべて
ダンスビートとあの子が 夜のすべて
ダンスビートとあの子が 夜のすべて

すげー自由 朝まで
すげー自由 朝まで
すげー自由 朝まで
すげー自由 朝まで

(思い出野郎Aチーム/夜のすべて)

TIME IS OVER にならないように


23日間も更新をサボってしまった。情けない、n日坊主。

ココ最近は言葉の夏バテか、2つほど書いてしょーもないからとボツにした以外は特に思いつかなかった。
それにしても、今の生活はストレスフリーでいい。非正規雇用で責任が少ないし、実家に寄生を続けているからだろうけど、ここ4ヶ月ストレスを感じた覚えが無い。

財布事情的には必要な支出だけかさんで学生時代とほぼ変わらないし、時間も減ったけど、ライブハウスには毎週足を運んでいるし漫画は読んでるし人にも会えている。

そして仕事が悪くない。正社員がそろそろ見えてきて、腐った単純作業週間が終わってそこそこ楽しいタスクを振られ始めた。
書きものでメシをたべている師匠もできた。(ハードコアな方で、本当にそのひとのように食っていけるのか少し不安にはなっている)

総じて思ったのは、絶対にこれからの人生で苦労や受難みたいなものを背負いたくないということだ。1gも。
苦労礼賛的な話を貶すわけではない。ただそれを通過儀礼のように考えることが恐ろしい。別に何の苦労もせずに生きている人もいる。

「成功者はすべからく努力し、苦難を乗り越えている」みたいな言説もあるけど、別に成功者になるわけでも無いし、競争なんかも超嫌いで肌に合っていないから間をするり、するりと縫って生きていたい。

そうやってテキトーにやり過ごした先に大きな感動や喜びは無いかもしれない。ただそれは漫画と音楽に外注すれば満ち足りることだ。
人生の主役が空想やステージの世界にあっても良い。詩は日常に対して垂直に立っている。

欲を言えば、週末はバンドがやりたい。音楽も漫画も好きだけど、やはりどうしたって自分でそれを紡いでみたい、とは思う。
思い出野郎Aチームとの出会いが今年1番よかったことで、最高すぎて少し泣いたんだけど、TIME IS OVERという曲を聴いて、ケツに火を付けられた気分になった。
遅すぎることは無いというけど、時間が終わってしまうこともある。何にせよ、好きなことだけに関しては意志を持って向き合わなくてはならない。というダブスタ
(好きなことでする苦労は、好きなことに内包されており、無かったことにできるため)

下北沢THREEの理念?は「敷居は低く、志は高く」らしい。すばらしくありがたい。ただし、恐らく志の高低を判断するのは他人であることが
前提だけれども。

 

 

言えなかった あの言葉を
ふと思い出しても そう

TIME IS OVER

 

TIME IS OVER

 

(思い出野郎Aチーム/TIME IS OVER)